電験三種の歴史マメ知識② 偉人の言葉から学ぶ

「天才は1%のひらめきと99%の汗」 (Genius is one percent inspiration and 99 percent perspiration.) というトーマス・エジソンの有名な発言は、皆様ご存知でしょうか。

この言葉はゼネラル・エレクトリック (GE) の創業者で「発明王」の名を持つ、エジソンの努力の重要性を物語る発言として広く知られています。

エジソンは「電球を発明した」人物として有名ですが、実際には電球の原理はエジソン以前にすでに知られており、エジソンの独創ではないそうです。
どちらかというと、電球などの家電を含めて発電から送電までを含む電力の事業化に成功したことが、エジソンにとって最も大きな功績と言えるでしょう。
その他にも生涯で1300を超える発明を成し遂げたとされる人物であり、エジソンがいなければ、人類史は100年遅れていただろうと称されています。

そんな功績のあるエジソンですが、ひらめきだけではどうにもならなかった失敗も多々あります。

例えば、交流送電の優位点を理解できずウェスティングハウスとの間の電流戦争に敗北したこと(この失敗は交流の仕組みを理解するためには必須な微分積分などの高等数学をエジソンが理解できなかったからだと言われている。これはエジソンが高等教育を受けていなかったためと思われる。)や、飛行機(厳密にはヘリコプター)を作ることを考えながらも安全面の問題から断念せざるを得ず、ライト兄弟に先を越されたことなど…実は失敗も少なくはなかったようです。

「天才は1%のひらめきと99%の汗」

数多くいる発明のライバル達より早く発明品を発表しなければならない。
そんなエジソンのような立場にいるとひらめきだけではなく、努力が必須だと思えます。

電験三種も実際に出題される問題を解けるようになるまでは努力が必要です。
ただ、ひらめきや思いつきは必要になります。
電気に関係する偉人の言葉に間違いはないように思えてきます。

なお、「天才は1%のひらめきと99%の汗」の言葉は「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」との意味であるという一部の説があるそうです。
その説がTVで紹介され、ネットでも誤訳であるという説が一般的になっているようですが、実際は現代アメリカでも「天才には努力が必要」の意味で用いられているそうです。

 

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