電線の基本は3本です。
街中の電線を見るとぐにゃぐにゃで、そのようには見えませんよね。これは、様々なところに分岐していたり、架空地線やいろいろな線、また電話線などが混じっているからです。建物などが少ないところの送電線を見てください。「3本1セット」がとても分かりやすくわかります。そんな視点で電線を見てみてください。
3本1セットである訳は、発電の基本が「三相交流発電機」による三相交流発電をしているので送電線の基本は3本となります。3本の電線に電流が少しずつ、ずれて流れています。本来なら、帰りの電線が必要で6本と考えたいところですが、3本の電線を合わせるとお互い打ち消し合って、電圧がゼロとなるので帰りの電線は不要となります。
このあたりのメカニズムは、これから電験三種の勉強をされるとよくわかります。