【電験三種試験のテクニック】勘違いしやすいところ

電験三種の各科目で、勘違いしやすいところ、ミスしやすいところをいくつかあげてみます!

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理論

・電流は必ず電位の高い方から低い方へ流れます。同電位(電位差のない)の2点間に電流は流れません。

・三相平衡回路のΔ―Y変換で、容量リアクタンスXc[Ω]は、1/3になりますが、静電容量C[F]は3倍になります。(リアクタンスと静電容量は反比例)

 

電力

・火力発電所の発電端熱効率は39~42%程度。送電端熱効率は、発電端熱効率-3~4%(所内率)程度です。

・変圧器の並行運転の条件として、「%インピーダンスが等しい」というのがありますが計算問題では、「%インピーダンスの異なる変圧器の並行運転で」という出題があります。(変圧器の負荷分担は%インピーダンスに反比例します。)

 

機械

・同期発電機の短絡比は、0.5~1.2程度。

・誘導電動機のすべりは、1以下(一般に、2~10%程度)。すべりが0より小さければ発電機、1より大きければ制動機になります。

・照明の問題で、「作業台・看板の照度は、」とあれば水平面照度を求めます。(真正面から見た明るさで考えるのがふつうです。)

 

法規

・三相3線式の、1線地絡電流の計算では、抵抗接地式でも非接地式でもその等価回路は、線間電圧/√3の相電圧で計算する。

・変圧器の銅損は負荷率(利用率)の2乗に比例します。力率には関係ありません。

できるだけ勘違いやミスをなくすことで+5点アップにつなげてください。
また、効率などおおよその数値をつかんでおくと、計算した結果が大きく外れていると間違っていると気づくことができます。

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