歯を磨くように勉強を習慣化!?~その1~

電験3種試験の勉強は、「諦めないで、コツコツ続けていく事が大切ですよ!」と講師の先生おっしゃいますが、毎日休まず勉強に取り組むのは「相当な努力」が必要かと思います。(実は、私が、コツコツと物事を進めていく事が苦手です。)
「三日坊主」という言葉がありますが、最初は「よし、やるぞ!」と意気込んでも、そのやる気がなかなか維持できずいつのまにか挫折…実際に今そんな状態になっている人も少なくないのではないでしょうか。

歯磨きやお風呂など、毎日何の違和感もなく継続して行っていることと同じように勉強を習慣化できたとしたら…それってすごく楽ですよね!しかし、ある行動を「習慣=それをやるのが当たり前」にするには脳の構造上一定の時間が必要になるそうです。(目安)

○行動習慣:1ヶ月
読書、日記、整理整頓、勉強、家計簿など

○身体習慣:3ヶ月
ダイエット、運動、早起き、禁煙、筋トレなど

○思考習慣:6ヶ月
プラス思考、論理的思考など

勉強習慣だと1ヶ月…「いや、だからその1ヶ月が難しいんだよ!」という声が聞こえてきそうです…大丈夫です、私もそう思いました(笑)。
ネット等で習慣のコツを検索すると色々な方法が提唱されているようですが、私が周りの人たちを見ていて、継続力のある人に共通する点は「その行動に取り組む時間を決めている」「あくまで継続するということを重視している」の2点だと感じています。

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「その行動に取り組む時間を決めている」というのは、お風呂でも歯磨きでも自分の中である程度このタイミングでやるというのを決めて自然にやっていませんか?
それと同じで、勉強も「朝ごはんを食べた後に1時間だけやる」「仕事から帰ってきてお風呂に入る前に1時間だけやる」という風にタイミングを固定することが習慣化には効果的だそう。逆に「今日は夜ごはんの後に勉強して、明日の夜は飲み会があるから朝に勉強して…」という風にバラつきがあると、脳がその行動を「習慣」だと判断できず、定着が難しくなるそうです。

「あくまで継続するということを重視している」というのは、「1日○○ページの演習問題に取り組む」「1日○○個の公式を覚える」という目標のたて方ではなく、「毎日少しでも勉強に取り組む」という姿勢を大事にするということ。
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完璧主義の人に多いのが、「1日○○ページの演習問題に取り組む」という目標をたてて、1日でもそれができなかった日があると「あぁ…自分はやっぱり駄目だ…」という考えに陥って、やる気が無くなってしまうということ。
それよりも、「毎日少しだけでも勉強するぞ!」とゆるい目標をたてておいて、それができた日は自分をしっかり褒めてあげてモチベーションを維持しつづける…この方が、長期的にみたときに成果がでそうではありませんか?
「過去問を1年分解けたら欲しかった時計を買う!」という風に、自分へのご褒美を用意しても楽しいかもしれません。

よほどのアスリート精神の持ち主でない限り、目標のために毎日努力に努力を重ねて娯楽を一切断つような生活ができる人はそうそういないと思います(笑)。

習慣化するための期間を乗り越えて習慣化に成功すると「勉強しないとなんだか気持ち悪い」と感じる人もいるそうです。
確かにお風呂や歯磨きも毎日やるときにやらないとなんだか違和感がありますね。

毎日の勉強…ぜひ日々の生活のなかでうまく習慣として取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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