電験三種に合格しよう!vol.2

10月に入り、すっかり秋模様になってきましたね!9月に試験が終わり、もう来年に向けて学習を進められている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に向けて、平成29年度の試験の解答解説を先週にアップいたしました。これからの学習に是非お役立て下さい!
さて、「電験三種に合格しよう!」の連載2回目です。本日は、電験三種を勉強方法についてです。

1. 電験三種の科目とは
2. まずは、理論からはじめよう
3. 学習するときは分野毎が基本


1. 電験三種の科目とは
電験三種の科目とは、どんな科目があるのでしょうか。実際、お勉強されている方も多いとおもいますが、少しだけお付き合いください。
電験三種は、「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目を受験する資格です。各科目を一言で表すと次のようになります。
「理論」…電気の性質を学習
「電力」…電力系統のしくみを学習
「機械」…電気にまつわる機械を学習
「法規」…電気の法律を学習

「理論」で、電気がどのようなものなのか、電気回路とはどんなものなのかなど、電気の性質や法則を学習します。
「電力」は、発電から我々需要家まで電気が送られる送配電のしくみを電力系統を学習します。
「機械」は、電気にまつわる機械、主に「発電機」や「電動機」について学習します。
「法規」は、電気の法律「電気事業法」や「電気設備技術基準とその解釈」などについて学習します。
それぞれ、どんな科目なのかイメージしてから学習すると、お勉強にも入りやすいですよ!


2. まずは、理論からはじめよう
電験三種を始めてお勉強される方がどの科目からお勉強しようと悩まれている方は、迷わず「理論」から始めましょう!
それには、理由はあります。それは、全ての科目の基本が「理論」になっているからです。
「理論」は、電気の性質を学習すると言いましたが、具体的には電気回路の基礎である直流回路や交流回路を学習します。

現在、私たちが日頃使っているのは、交流回路です。
この交流がどのように発電するのか、どのように運ばれて私たちのもとに届けられるのか、これを理解するには、まず交流回路がどのようなものなのか理解しなければいけません。
こういったことからも、理論から学習する方法がおすすめなのです。


3. 学習するときは分野毎が基本
さぁ、理論から勉強しようと思って、学習を始められた方…おすすめの学習方法があります!
それは分野毎に学習することです。分野毎に学習するって当たり前のようですが、実は、とても有効的な学習方法なのです。
それは電験三種の試験出題の傾向にあります。

電験三種の試験は、この分野から1割程度出題されるといった傾向があります。
例えば、「理論」の直流回路であれば、例年1割程度出題されています。
もちろん、出題の割合が例年多少前後はしますが、直実に分野ごとに学習していくと得点できる割合が増えるということなのです。
こういったことからもぜひ分野毎の学習を基本にして下さいね!

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