電験三種に合格しよう!vol.3

ぐっと寒くなり、本格的に冬本番という感じですが、皆さまいかがお過ごしですか?10/20(金)に電験三種の合格発表がありました。努力が実った方、そうではない方、いろんな方がいらっしゃるかと思います。平成29年度の試験結果・合格率を同日にアップしておりますので、是非ご御覧になってくださいね!
さて、今回は「電験三種に合格しよう!」の連載3回目です。本日は理論ってどう攻略するの?をテーマにお話します。

1. 理論ってどんな科目?
2. 理論を分析すると
3. 理論の攻略するために大切なこと


1. 理論ってどんな科目?
前回、まず電験三種をお勉強するには理論から始めましょうというお話をしました。その理論とはどんな科目なのでしょうか。
理論とは、簡単にいうと電気のルールや性質を学習します。スポーツなどにもルールはあるように電気にもルールがあります。また、電気ならではの性質もあります。
これらをきちんと理解しておかなければ、電気の管理をするなんてもっての外というわけですね。
電気がどのように発電して、運ばれ、管理していくのかは、電気のルールや性質を知っていなければ理解できるはずもありません。


2. 理論を分析すると
理論を分析すると、次のような分野に分かれています。
「静電気」「電磁気」「直流回路」「交流回路」「電子工学・回路」「電気・電子計測」
それでは、今年の試験問題を元に、どの分野が何問出題していたかを見ていきましょう。
「静電気」…2問【10点】
「電磁気」…3問(そのうち1問はB問題・選択問題)【20点】
「直流回路」…3問【15点】
「交流回路」…5問(そのうち2問はB問題)【35点】
「電子工学・回路」…4問(そのうち1問はB問題・選択問題)【25点】
「電気・電子計測」…1問【5点】
分野の出題配分は、毎年多少の変動はあるものの、例年同じような配分で出題されます。
これをみても分かるように、「交流回路」の分野が一番多く出題されており、一番大事な分野と言えるでしょう!


3. 理論の攻略するために大切なこと
最後は、理論攻略のためには、ずばり何が一番大切かというと、やはり「交流回路」です。「交流回路」を制することができなければ、理論を制することもできないでしょう。
そして、「交流回路」を理解するためには、「直流回路」の知識も必ず必要です。それは、「直流回路」で使う法則や定理は「交流回路」でも使うことができるからです。
この「直流回路」「交流回路」をしっかりと学習し、得点することができれば、40点はとれることになります。すると、合格まであと20点です!!
このように、科目を分析してどの分野を重点的に行うかは範囲が広い電験三種にとって、とても大事なことになります。
次回は、電力や機械について分析してみましょう(^_-)-☆

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