電験三種の合格基準とは? ~試験結果について~

みなさま、電験3種の勉強は進んでいますか?はじめて受験される方、受験経験者の方、それぞれの思いで一生懸命取り組まれていることかと思います。
今回は、電験三種の合格基準についてのお話しです。仕組みをよくわかっていなかったために、1年間を無駄にしたということがないように、しっかりと理解しておきましょう。詳細は「受験案内」にありますから、ご確認ください。

1.電験三種に合格するには
2.電験三種の合格基準点は60点でいいの?
3.電験の自己採点をするために


【1.電験三種に合格するには】
電験三種の試験は4科目を1日で受験します。午前中に「理論」「電力」、午後に「機械」「法規」と朝から夕方までかかります。1日ですが、たいへんな1日ですね。

試験には、まず「科目合格制度」に基づき、各科目ごとに合否があります。各科目とも60点を取ると「科目合格」します。合格人数の制限なんてありませんから、何人でも合格します。4科目とも合格したら、電験三種にみごと合格となります。
4科目の内、一部の科目だけ合格をすると、翌年度、翌々年度の2回の試験については「合格の免除申請」をすることにより当該科目の試験が免除されます。
ここで注意するべきことは、科目合格が維持されるのは、翌年度、翌々年度の2回なので、そこまでに4科目の合格が揃わないと、最初に合格した科目は受け直しとなります。「全ての科目に合格したことはあるけど、4科目揃わないので受験を続けている」という方も、たくさんいらっしゃるわけです。電験の試験は1度受かっても次に受かるとは限らない試験なのです。
参考:電験三種の試験とは?>>>


【2.電験三種の合格基準点は60点でいいの?】

電験3種の試験結果発表は毎年10月20日前後です。試験結果通知書は全員に発表日に送付されますが、(一財)電気技術者試験センターのホームページで当日に確認することができます。

結果発表日には、総括として、受験者数、合格者数、合格率、合格基準点等が公表されます。合格基準は各科目とも60点より上になることはありません(いままでの実績)が、下がることがあり、今まで50点という科目もありました。
そのため、自己採点をして50点くらいの科目は、試験結果が出るまでとにかく待ちましょう。
参考:合格基準点>>>


【3.電験の自己採点をするために】
試験では試験会場から、試験後であれば試験の問題用紙を持ち帰ることができます。受験当日、問題用紙に解答番号を確実にメモして、問題を持って帰りましょう。翌日までには、解答速報が公開されますので、自己採点ができます。

翔泳社アカデミーも翌日に解答速報を公開して、3週間後くらいに「出題傾向」「解答解説」を順次公開しています。過去の試験の「解答解説」もあります。翔泳社アカデミーでは、無料公開をしていますので、是非学習にご活用ください。
参考:電験三種の試験情報・試験データ>>>

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