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フレミングの左手の法則と右手の法則って?

中学校の理科で習うフレミングの左手の法則。中学校では親指が力の向き、人差し指が磁界の向き、中指が電流の向き、と習ったと思います。このフレミングの左手の法則、電験三種でも理論の電磁力の分野で登場します。さらにフレミングの右手の法則、も登場します。この2つの法則の違いは何か、を以下で解説します。

1.フレミングの左手の法則

永久磁石中で磁界を作り、この磁界の方向と直角に導体を置いて電流を流したとき、電磁力を生じる。左手の親指と人差し指と中指をお互いに直角方向に曲げて、中指を電流(I)の方向、人差し指を磁束密度(B)の方向に向けると、親指は電磁力(f)の方向を指します。中学校では単純に磁界の向き、と習っていたことが「磁束密度」の方向であること、力の向き、と習っていたことが「電磁力」であるということを理解してください。

 

2.フレミングの右手の法則

永久磁石中で磁界を作り、この磁界の方向と直角に導体置き、導体を直角方向にvの速さで動かしたとき、誘導起電を生じる。左手の親指と人差し指と中指をお互いに直角方向に曲げて、中指を起電力(e)の方向、人差し指を磁束密度(B)の方向、親指を速度(v)を指します。

 

3.まとめ

左手の法則は、磁界中に導体を置き、「導体に電流を流したときの電磁力」についての法則、右手の法則は、磁界中に導体を置き、「導体を動かしたときの起電力」についての法則です。2つの違いを理解して、左手の法則に基づいて問題を解くのか、右手の法則に基づいて問題を解くのか、判別できるようにしていきましょう。

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参考:確認しよう!「合格に必要なこと」
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カテゴリー: 合格レシピ:理論