揚水発電所の揚水電力や発電出力を求めるときに、損失落差の符号がどっちだったか分からなくなるという方、多いのではないでしょうか。 揚水発電所は、深夜などの軽負荷時の火力、原子力発電の余剰電力を利用し、下部貯水池からポンプに…
ブログアーカイブ
覚えておけば計算が楽なΔ-Y変換
三相交流の問題を解く上で、Δ-Y変換はよく使います。 Δ-Y変換した後の負荷のインピーダンスは公式を用いて行います。 ただし、平衡三相負荷の場合は簡単な計算で求めることができます。 平衡三相負荷とは、3つの負荷が全く同じ…
風圧荷重の種類
支持物の強度は、風圧荷重、架渉線やがいし装置などの事項が規定されています。 ここでは風圧荷重の種類について簡単にまとめました。 風圧荷重は次のように甲種、乙種、丙種、着雪時の4種類があります。 太字のところを中心に覚えて…
物質量molとは?
機械の電気化学のところで、物質量や〔mol〕が出てきます。 個の粒子の集団を1〔mol〕と定めており、単位は「モル」と読みます。 ここでの粒子とは原子や分子、イオンのことです。 この〔mol〕という単位で表した物質の量を…
火力発電の効率でよく使う3600とは?
火力発電について学習を進めていくと、効率を求める式によく「3600」が入っています。 「どうして3 600が入っているのだろう?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。 この「3 600」にはもちろん意味がありま…
交流回路でよく使う三角形の比
交流回路でよく直角三角形を描いて辺の長さを計算するということがあります。 おそらく三平方の定理で計算しているかと思いますが、知っていると簡単な計算だけで求めることができることがあるのです。 1.必ず覚える直角三角形の辺の…
不等率について
法規の計算問題のパターンの一つに不等率の問題があります。 例題で解説していきましょう。 〔例題〕 ある変電所において、図のような日負荷特性を有する三つの負荷群A、B及びCに電力を供給している。この変電所に関して、不等率の…
機械学習前の変圧器の効率の考え方について
変圧器の中身については、機械で詳しく学習しますが、 法規でも変圧器の効率を求める際に鉄損や銅損を少し理解しなければ解けない問題が出題されます。 以下に機械を学習せずに、理論・電力の知識を持ったことを前提として、法規の変圧…
線間電圧について
1.線間電圧について 日本において、三相交流の電圧○○〔V〕とあれば、原則として線間電圧を意味します。 これは電験三種の問題だけでなく、電力業界全体での習慣として電圧といえば線間電圧のことになります。 電力…
力率改善は電力の三角形を作る
1 力率の改善とは? 電動機や蛍光灯などの需要設備は、電流の位相が電圧の位相より遅れます。これにより位相が遅れる負荷を遅れの力率といいます。 力率の改善とは力率()を1に近づけることです。 2 力率の改善を図で表すと? …